やんにし・なかぢの芸予地震生還記

2001/03/24(
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 '01/03/24()午後、それは起きた  (らしい。。。)

残雪  俺達は、今シーズン最後のスキーを楽しむため、瑞穂ハイランドを訪れていた。(雪山日記参照

 俺達は、悪雪に飽きはじめていた。
「帰るか。。」まだ15時前だったが、下山することにした。

「忘れ物無いね?今シーズンも最後だから、来年まで取りにこれないよ〜」
「無い」
「よーし、パイルダーオン、マジンGo!!」
 駐車場を抜けようとしたその時、「運命のとき」は訪れた!!
 車が少し横揺れ。(そんだけかYo?)
「轍も無いのに、なんで揺れたんだ?」 「やんにしの運転が下手だから!」切れ味抜群なかぢのツッコミ。。
 安芸灘で大地震が発生したことなど、俺達はまだ知る由もない。。。

 瑞穂ICを何事も無かったように通過。快調にとばす。 やんにし自慢のカーナビが渋滞情報を教えてくれた。
 軽く目をやると、小さな×印が全区間に表示されていた。 ×印は「通行止め」の意味だ。
が、全区間に表示されてたので、「そんなバカな、誤情報だよね」と、勝手に思い込んでしまった。

 なかぢが電光掲示板の文字に気づいた。「地震発生。千代田〜六日市通行止め
「おいおい、全面通行止めって、どういうこと?もしかして、すごい大地震が発生したの??」、  やんにしの問いかけを無視するなかぢ。。。。見ると、J-SKYで検索を開始していた。「す、素早い!」。
 叫ぶなかぢ「震度6!」、叫ぶやんにし「震源はどこ?」、関っ子のなかぢ「安芸灘ってどこ?」、 知ったかぶりのやんにし「広島沖(正確には呉沖?)」。

 千代田JCTを通過。高速道路から追い出されるような誘導は、とくにされていない。
 カーナビが叫ぶ。「緊急事態発生、すみやかに路肩に停車し、AMラジオをつけてください。」
 オオゥ、これが説明書に書いてあった、「緊急事態発生時、、」か!!。
 おかまいなしに、とばし続ける俺達。。。いや、ちょっと、びびって80km走行。。。。
 AMラジオを点け、RCCに合せる。 ん、そうだ、このカーナビはTV付きだぞ。 気が動転しているやんにし。カーナビに命令されるままにAMラジオを点けてしまった。

 TVをつける。広島市街が壊滅している映像を想像したが、思ったほど深刻な状態ではなさそうだ。「ホッ」

 高速道路には特に異常は見つからない。高速から追い出されることなく、五日市ICに到着してしまった。
 予想通りの渋滞。。。しかし、途中から、2号線バイパスに向かう車が、右側車線に列(2号線に行くのに右折するから)をつくっており、 左はガラガラ。なかぢが「左を突っ切ろう」「え、右折できなくなるよ?」「真っ直ぐ行くのさ!」おお、草津・沼田道路を使うのか。  頭良いぞなかじ! ラッキーなことに規制は行われていない。
「軽自動車100円です。」やっす〜
 大渋滞の2号線を見下ろしながら、西広島までスイスイ走行。
 もし、あの列に並んでいたら日が暮れただろう。。。
割れてる
 TVから「液状化と思われます。」 ん、この映像は、、この辺じゃん。
上空を報道ヘリらしきものが数機飛んでいる。
 西区スポーツ公園のグランドを見ると、黒い泥水が湧き出ていた。
液状化、初めて見た!!

 途中、カーディーラーのショーウィンドウが割れていたりして、「けっこう凄かったんだな〜」と思わせる 反面、「たいしたこと無いじゃん。。」という感想も同時にいだいた。。


無事生還。
 やんにしの部屋は汚い。。寮でも評判だ。いや、会社でも評判だ!
「メチャメチャになってるに違いない」と思って部屋に戻った。
が、積み上げていたVHSテープが崩れているだけで、特に被害はなかった。
 なかぢの話では、廊下の消火器が倒れてたり、飲みかけのジュースが倒れたりと、それなりに被害があったらしい。

 翌日、新聞で知ったが、瑞穂町は震度2。
中国地方で一番揺れなかったそうだ。
 なかぢの日頃の行いが良いのか、やんにしの悪運が強いのか?

 あ、また余震だ。。。

最後に
 芸予地震でお亡くなりになられた方々の冥福をお祈りします。


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