萌黄のラリーデイ2008
 自転車さんぽ◆広島雁木巡り

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 うっちーうっちーの同僚Hやんにしの同僚Kの4名で広島市内で開催された自転車大会に出場してきた。

 大会と言ったがそんな仰々しいものではない。その大会名は「自転車さんぽ◆広島雁木巡り」。そう、自転車さんぽ。
 正式な競技名は、THT26(トレジャーハントツーリング26)。ここで、簡単にルールを説明しよう。

 一定の地域にちりばめられた26箇所のチェックポイント(以下TPと略す)のうち、参加者が最も立ち寄りそうにない8箇所を当てるという運と頭脳と地図読力を競うゲームである。
 ポイントが曖昧に書かれた地図と、各ポイントの写真、そして実際にその場所に行かないとわからないような3択クイズが書かれた用紙をわたされスタートする。
 最低8箇所のTPに訪れれば、とりあえずゲームが成立するため近場を廻れば小学生でも参加可能。運のゲームなので上位も夢じゃない。
 じゃあ、力自慢は得しないのかと言うとそうでもない。8箇所を超えるTPを巡った場合、0.1点/TPが与えられる。これを余剰ポイントと呼ぶ。僅差の勝負となったときはより多くを巡った者が有利。 それに、多くのTPを廻れば申告するTPの選択子も広がるので有利だ。
 ゴールには制限時間が設けられ、所定の時間を過ぎると減点され30分以上遅れると失格。ゴール時刻は解答用紙を提出した時点となるため、少し余裕を持って帰ってくる必要がある。
 クイズ慎重に答えよう。誤答は大きく減点となる。
 もし、選んだ8箇所の中に誤答があると-1点とデカイ。優勝争いから脱落は必至だ。
 8箇所以外のクイズが誤答の場合、余剰ポイントが加算されないのみ。しかし、この0.1点が雌雄を決することもある。

 まあ、肩肘張ることはない。出場者が固まって行動することが認められており、仲間達と知らない町をあーでもないこーでもないと楽しく巡る事ができる。その名の通り「自転車さんぽ」だから。

 各々平和公園に自走で集合。参加者は7名と少なかった。広島市の中心に位置する平和公園。市内からは参加しやすい。反面、付近の駐車場は皆有料のため遠方からの出場者はいないようだ。課題の一つだろう。

 同僚達には事前にルール説明をしていたため、競技説明の時間もスムーズに進み、10時より少し前にスタート。ゴール関門は14時。4時間の熱い戦いがはじまった。
 同僚4名で集団走行することにする。まずは大まかな巡回路を決め落ち着いてスタート。

 ANAホテル前の岩にある測量基準点、原爆ドーム前の雁木、横川駅、広島城と巡る。
 江波山を除けば殆どフラット。「全TP制覇は楽勝」とスタートしたものの、信号が多く再三の停止。日曜ということもあり歩道は大混雑。 と、なかなか目的地にたどり着けない。早々に方針を変更。西区のポイントを捨てる事にした。

 その前に「雁木って何?」ということで説明。「雁木」とは昔ながらの「階段状になった船着場」のこと。 広島市街の太田川水系には、新しく整備された雁木、江戸時代そのままの雁木、いろいろな雁木が残っている。

 京橋川の裏城戸雁木の数を数える問題では、引き潮で水位の下がった京橋川の砂州に降り立ったりと、都会の真ん中で大冒険。
 原爆にも耐えたつり橋、太平洋戦争当時の缶詰工場、宇品港と周り、地元江波付近。本日最高標高点の江波山のポイントを抑えた。

 土地勘のあるうっちー、眼の良い同僚Kのおかげで次々とポイントをクリアしていくチームはっきーず
 なかなかの健脚ぞろいで、走っていて楽しい。宇品港の昼飯休憩を除いて殆ど休むことなく走り続けた。

 終了10分前。平和公園に帰還。ここからは皆ライバル。お互いに裏をかきあい申請するポイントを決める。 慎重になりすぎたやんにしは、残り2分で最後に提出。

 答え合わせ。よし、選んだTPに誤答は無いぞ。
 緊張の一瞬。
 「優勝はやんにしさん。」

 やった、やったよみんな。はじめての優勝だよ。今日は赤飯だ!
 うっちーは、コンソール賞。同僚Kはブービー賞と、内輪から表彰者続出。

 広島はネタに事欠かないそうで、また広島での開催を検討中とのこと。興味を持ったはっきーずがいたら連絡くれ。一緒に出場しよう。



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やんにしが所属する自転車サークル
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